国の天然記念物 都井岬の「御崎馬」 この春初めてとなる子馬「春駒」が誕生

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野生馬が生息する宮崎県串間市の都井岬では、この春初めてとなる子馬「春駒」の誕生が確認されました。
都井岬の野生馬は、国の天然記念物で「御崎馬」として親しまれていて、2日夕方、野生馬の監視員がこの春初めてとなる「春駒」の誕生を確認しました。
確認されたのは鹿毛のメスで体長は標準並みの80センチほど。
春駒は岬の強い風をしのぐようにやぶの中で母馬から離れないように過ごしていました。
岬ではこれから出産のピークを迎え、今年は例年並みの20頭ほどが産まれる見込みです。
都井御崎牧組合によりますと、春駒の誕生直後は野生馬の警戒心が強いため、触れないなどルールを守って春駒を見学してほしいとしています。
【参考】
この春駒の誕生で、都井岬全体では、あわせて93頭の「御崎馬」が生息。
去年は21頭が誕生した。
馬が犠牲になる交通事故が相次いでいるため、岬内の速度30キロを厳守してほしいとのこと。