牛乳を週3回飲んだ中高年、善玉コレステロール↑…韓国の研究チーム分析

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【06月19日 KOREA WAVE】40代になれば、豆乳を摂取したとしても牛乳を一緒に飲むのが心血管疾患の予防により役立つ――こんな研究結果が韓国で出た。40歳以上の男女が週3回牛乳を飲むと、HDLコレステロール値が、牛乳や豆乳を飲まない人や豆乳を飲む人より高かった。

公州(コンジュ)大学技術・家庭教育科のキム・ソンヒョ教授チームが牛乳・豆乳摂取と心血管疾患の関連性を分析した。

対象としたのは、2012~16年の国民健康栄養調査を実施した40~64歳の男女4113人。チームは対象者を▽牛乳・豆乳ともに飲まないグループ▽牛乳だけを週3回飲むグループ▽豆乳だけを週3回飲む3つのグループ――に分けた。

すると牛乳・豆乳ともに飲まないグループの割合が全体の61.5%で最も多く、週3回牛乳を飲むグループは26%、週3回豆乳を飲むグループは12.5%だった。

その後の10年間、心血管疾患の危険度は▽週3回牛乳を飲むグループ(5.9%)▽牛乳・豆乳ともに飲まないグループ(7.1%)▽週3回豆乳を飲むグループ(8%)――だった。

特に50~64歳の女性では牛乳を飲むグループの平均HDLコレステロール値は53.5mg/㎤で、飲まないグループ(51.7mg/㎤)や豆乳を飲むグループ(51.2mg/㎤)より高かった。

HDLコレステロール値は高いほど血管の健康に良い。

チームは「40歳以上の韓国人の1日牛乳摂取量は、韓国栄養学会が定めた成人の牛乳推奨量である1日1カップ(200ml)より大きく不足しており、週3回牛乳を飲む割合も全体の26.0%に過ぎなかった」と指摘する。

また「40歳以上の成人で週3回牛乳を飲む人の血中HDLコレステロールは、牛乳を飲まないか週3回豆乳を飲む人より高く、心血管疾患発生リスクは低かったというのが今回の研究結果だ」と分析した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News