寝たきりの妻の首を絞めて殺害した疑い 都城市の88歳の男が送検 老健施設で同居する高齢夫婦に何があったのか・・・

都城市で寝たきりの妻を殺害したとして88歳の夫が殺人の疑いで逮捕された事件で、警察は、12日、男の身柄を宮崎地検に送りました。
介護老人保健施設で同居する2人の間で発生した今回の事件。高齢の夫婦にいったい何があったのでしょうか。
都城市高城町の介護老人保健施設「ハッピーライフ高城」で発生した今回の事件。
殺人の疑いで逮捕された益留哲也容疑者(88歳)は、10日午後8時ごろから午後10時ごろまでの間に、施設で同居する妻、千保美さん(86歳)の首を紐のようなもので絞め、殺害した疑いがもたれています。

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事件があった介護老人保健施設
事件があった介護老人保健施設

事件は巡回中だった職員が千保美さんを発見し発覚。
施設関係者によりますと、当時、益留容疑者も部屋にいて、千保美さんの首にはひげそりのケーブルが巻きついていたということです。
警察は、12日、千保美さんの死因について窒息死であると発表しました。


事件があった介護老人保健施設

高齢の夫婦にいったい何があったのでしょうか。
夫婦は、ともに要介護者でおよそ1年前、施設に入居し同じ部屋で暮らしていました。

千保美さんは寝たきりで、会話の受け答えも難しい状態。
一方、益留容疑者は足が不自由で、車いすを使い、生活していました。
また、夫婦の家族は、定期的に施設を訪問していてこれまでトラブルは確認されていなかったということです。


事件があった介護老人保健施設
事件があった介護老人保健施設

警察は、12日、益留容疑者の身柄を宮崎地検に送りました。
益留容疑者は調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているということです。


宮崎地検の入る建物

警察は、事件の詳しい経緯や動機について調べています。