休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春。
47都道府県の観光のプロがセレクトした、その地に息づく素晴らしい春の景色をまとめてご紹介します。この先の旅の参考にどうぞ!
今回は九州・沖縄エリア篇です。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
九州・沖縄エリアの絶景&風物詩の画像をチェック!
草場川の桜並木
草場川の桜並木は、春の花見散策に人気のスポット。昼夜で異なる美しさは評判で、例年3月下旬~4月上旬の見ごろの時期になると、地域住民だけではなく写真愛好家も多く訪れる。
「清流・草場川河畔の約2.2キロメートルの桜並木は、菜の花も一緒に楽しめる桜の名所です。
青空とのコントラストも絶景ですが、夜にはライトアップされ(日没~22時頃)、闇夜に浮かぶ淡い桜ピンクの並木道は幻想的です」(「クロスロードふくおか」PR担当)
草場川の桜並木(くさばがわのさくらなみき)
所在地 福岡県朝倉郡筑前町久光
https://www.crossroadfukuoka.jp/event/?mode=detail&id=400000008193&isSpot=1
◆佐賀県
大興善寺のつつじ
奈良時代に創設された大興善寺は、国内でも有数のつつじの名所。例年4月中旬頃から5月初旬にかけて、庭園を埋め尽くすように咲くつつじの花を満喫できる。
「別名『つつじ寺』として名高い大興善寺は、契山(ちぎりやま)の麓に佇む、緑豊かな寺です。
寺の裏手には『契園』と名付けられた広大な庭園があり、春は5万本のつつじが色鮮やかに山肌を彩ります」(佐賀県内観光協会)
大興善寺のつつじ(だいこうぜんじのつつじ)
所在地 佐賀県三養基郡基山町園部3628
https://daikouzenji.com/
◆長崎県
魚津ヶ崎公園
西海国立公園内に位置する魚津ヶ崎公園は、周辺の磯釣り場やキャンプ場とともに、美しく豊かな自然を満喫できるレジャー公園。
「五島列島福江島にある魚津ヶ崎公園は、遣唐使船日本最後の寄泊の地として有名です。
公園一面に花畑が広がり、春は菜の花や紫陽花、夏にはひまわり、秋にはコスモスが咲き誇ります。春の快晴の日には、菜の花の黄色と、海と空の青色のコントラストが見事な色彩美を見せてくれます。
また、魚津ヶ崎公園からは、夕日が空と海、島々を赤く染め、西海の縁へと落ちていく幻想的で美しい光景も眺められます」(長崎観光ポータルサイト「ながさき旅ネット」岩崎 恵さん)
◆熊本県
湯の児チェリーライン
湯の児チェリーラインは、熊本県で人気の花見スポット。3月下旬から4月上旬にかけて、湯の児海岸道路沿いに咲くソメイヨシノなど約500本の桜を観賞できる。
「不知火海(しらぬいかい)沿いに、桜並木が5キロメートルほど続くドライブロードです。
『日本さくら名所100選』にも選ばれた『水俣市チェリーライン』の一角にあり、桜のピンク色と、空と不知火海の青色のコントラストに目を奪われます。
近隣の大崎鼻公園や和田岬公園でも、ゆっくりとお花見が楽しめますよ」(熊本県公式観光サイト「もっと、もーっと!くまもっと。」担当スタッフ)
湯の児チェリーライン(ゆのこチェリーライン)
所在地 熊本県水俣市浜
https://kumamoto.guide/spots/detail/10235
◆大分県
一心寺
山奥の谷底に建つ一心寺は、西日本最大級の八重桜(ぼたん桜)の名所。約2万坪の敷地に15種類以上の八重桜が植えられており、4月頃には谷いっぱいに咲き誇る。
この八重桜を上から見下す景色は「桜の雲海」、谷底から吹き上がる風で舞う花びらは「桜の竜巻」、散った花びらで足下が濃桃色に染まる様子は「桜のじゅうたん」といわれ、毎年多くの人が観賞のために訪れる。
「境内に約800本ある八重桜は、西日本随一の数を誇ります。
高台から八重桜の雲海を見下ろすと、まるで谷底に広がる桃源郷のようです」(公益社団法人ツーリズムおおいた 福元さん)
※拝観料 中学生以上1,000円 小学生300円
一心寺(いっしんじ)
所在地 大分県大分市廻栖野1305
https://issinnji.jp/
◆宮崎県
ネモフィラ群生地
日向市の国道10号沿いにある「金ヶ浜園地」は、「金ヶ浜ビュー園地」の愛称で知られるビューポイント。ここからは金ヶ浜の白い砂浜や日向灘の青い海と一緒に、四季折々の美しい花を眺められる。
「宮崎を代表するサーフスポット『金ヶ浜』に隣接する『金ヶ浜ビュー園地』では、4月中旬頃にネモフィラの群生が楽しめます。
淡いブルーのネモフィラに、こぼれ種で育った赤やピンクのコスモスが混ざると、春と秋を同時に感じることができる、とてもお得な光景に出会えます! 日向灘の借景とともにお楽しみください」(宮崎県観光協会担当者)
◆鹿児島県
長島ブーゲンビリアの丘
長島市で南国らしい花々を観賞できる、長島ブーゲンビリアの丘。春には、ビニールハウスいっぱいに咲き誇る約30種170本の色鮮やかなブーゲンビリアが楽しめる。
「鹿児島県の北部に位置する、『石積みと花のまち・長島町』。『赤土バレイショ』とブランド養殖ブリ『鰤王』、美しい夕日が自慢ののどかな町で、最近話題の花のスポットが、長島ブーゲンビリアの丘です。
白・赤・黄・ピンクの色とりどりのブーゲンビリアが創り出す、何ともいえない華やかな空間。その光景にうっとりしてしまいます」(鹿児島県公式観光情報サイト「かごしまの旅」)
長島ブーゲンビリアの丘(ながしまブーゲンビリアのおか)
所在地 鹿児島県出水郡長島町川床3444番地8
https://kagoshimalove.com/nagashima-bougainvillaea/
◆沖縄県
石垣島 底地ビーチ
毎年3月中旬に、石垣市、竹富町、与那国町の3つの地域で交替で開催されるイベント「日本最南端!八重山の海びらき」。
「日本の最南端に位置する八重山諸島の海が舞台となり、海の安全祈願をする海開きイベントです。
2023年の開催地は、与那国島のナーマ浜。一年中波の穏やかな遠浅のビーチで、マリンレジャーを安全に楽しむことができ、日中、夕刻、夜と、異なる風景が人気のスポットです」(沖縄観光情報WEBサイト「おきなわ物語」担当スタッフ)
開催日:2023年3月26日(日)
石垣島 底地ビーチ(いしがきじま すくじビーチ)
所在地 沖縄県石垣市川平185-1
https://www.okinawastory.jp/spot/600007516