「新燃岳を考える日」高原町の小中学校で防災教育 宮崎県

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霧島連山の新燃岳がマグマ噴火をして26日で12年です。
新燃岳の麓に位置する宮崎県高原町では、当時の記憶を風化させないようにと町内の小中学校で防災授業が行われました。
高原町では噴火の翌年から1月26日を「新燃岳を考える日」とし、町内すべての小中学校で防災教育を行っています。
このうち狭野小学校では各教室で授業が行われ、ニュース映像や体験者の作文などを使って当時の状況が伝えられました。
児童たちは、登下校中や外出先などで噴火が発生した場合にそれぞれの状況に応じた身を守るための行動を考え、意見を出し合っていました。
(児童は)
「もしこれから噴火することがあったら、もう6年生にもなるので下級生のことをちゃんと見ながら考えて行動できるようになりたいと思いました。」
「(動画を見て)思っていた以上に噴火の力とかすごいし、(もし噴火したら)すごく大変なんだと思いました。」
午後からは、噴火が発生した想定で保護者への引き渡し訓練が行われました。
訓練では全校児童がヘルメットをかぶって教室に待機。外に配置された教員と教室にいる教員がトランシーバーで連絡をとりながら、迎えにきた保護者へスムーズに引き渡す手順を確認していました。
児童たちは、1日を通して防災への意識を新たにしていました。