北方領土と千島列島に監視拠点を建設…ロシアが沿岸部の通信能力強化、日米の連携を意識か

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セルゲイ・ショイグ露国防相(4月26日)=ロイター

 タス通信によると、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は3日、露軍の会議でクリル諸島(北方領土と千島列島)に複数の監視拠点を建設していると明らかにした。海軍の対処能力向上のため、露軍は沿岸部の通信施設の能力向上を進めており、その一環という。詳細は明らかにしなかった。

 ショイグ氏は、ウクライナ侵略で黒海艦隊が同様の施設を運用してデータを収集し、無人機の撃墜につなげていると説明した。日本の自衛隊と米軍の連携強化を意識した動きである可能性がある。