定年後の習い事を考えていますが、「お金がかからず」楽しめるものはありますか?できるだけ人と出会いたいです

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いままでバリバリ働いてきたために、いざ定年を迎えて時間ができたとき、なにかしていないと落ち着かない、と感じる人もいるでしょう。空いた時間を有効活用する方法としては、習い事がおすすめです。
本記事では、定年後にお金をかけずにできる習い事には、どんなものがあるかを紹介します。定年後のゆったりとした時間の流れを楽しみながら、人との関わりを続けたい人は、ぜひ参考にしてください。

定年後におすすめの習い事と費用

シニアが習い事をはじめることは、時間の有効活用だけでなく、認知症予防や体力低下の防止など、さまざまなメリットがあります。こちらでは、定年後に何か新しいことを始めたい方に向けて、挑戦しやすい習い事を費用とともに5つ紹介します。

水泳教室

水泳教室は、健康面でもよい効果をもたらしてくれることが期待できます。これまであまり運動をしてこなかった方でも、水中であれば、低負荷の状態で全身運動ができます。水泳は関節への負担が少ないといわれているため、おすすめの運動種目の一つです。
小売物価統計調査によると、水泳教室の1ヶ月の利用代金は 「8969円」 でした。用意するものも水着くらいですむため、手軽に始められる習い事といえます。また、水中でリラックスしながら運動を行うことで、日常のストレスや疲れをやわらげる効果も期待できます。

書道教室

書道は集中力を使うため、定年後も、脳へ適度に刺激を与える効果が期待できるため、記憶力や集中力を維持したい方におすすめの習い事です。また、静かな環境で精神を統一させて書く作業は、心を落ち着かせる機会を与えてくれるでしょう。
小売物価統計調査によると、書道教室の1ヶ月の利用代金は 「4800円」 です。精神的なリフレッシュを兼ねた習い事をはじめてみたい方は、書道教室を検討しましょう。

ピアノ教室

ピアノは、脳の活性化に役立つ可能性のある習い事とされています。楽譜をよんだり、指で鍵盤を叩くなどの作業は、脳へ適度な刺激を送ります。また、音楽を奏で、それを聴くことでリラクゼーション効果も期待でき、精神的なストレスを軽減させてくれるでしょう。
小売物価統計調査によると、ピアノ教室の1ヶ月の利用代金は 「8240円」 となっています。ピアノは発表会といったアウトプットの場もあるため、よい刺激をもらいつつ、新しい友人と出会う機会を作れるでしょう。

英会話教室

英会話教室を通して英語スキルを身につければ、海外旅行をした際に現地の人や文化との交流を積極的に行えるようになり、これまで体験できなかった旅行の楽しみ方が広がります。また、同じように英会話教室に通う人とコミュニケーションをとることで、脳も活性化するうえ、共通の趣味を持つ友人を見つけることもできるでしょう。
小売物価統計調査によると、英会話教室の1ヶ月の利用代金は 「1万5400円」 でした。ほかの習い事と比較すると高めの傾向にありますが、英語スキルを身につければ、新たな挑戦にとり組む機会も作れます。習い事として楽しみつつも、日常でも使える新しいスキルを身につけたい方にもおすすめです。

ダンス教室

ダンス教室も定年後の運動不足を解消するためにおすすめの習い事です。有酸素運動を行うことで、心肺機能を向上させるとともに、柔軟性や筋力の維持にも役立ちます。
小売物価統計調査によると、ダンス教室の1回あたりの利用代金は 「2764円」 です。ダンスとひとくちにいっても、ヒップホップや社交ダンス、バレエ、フラダンスなどさまざまなジャンルがあります。体験教室などを通して、自分に合ったダンスを見つけましょう。

まとめ

定年後に習い事をはじめることで、人との関わりをもちながら、新たな生きがいをみつけられるうえ、さまざまなメリットを享受 (きょうじゅ) することができます。興味を持って楽しく取りくめる習い事をみつけて、豊かな余暇を過ごしてみてはいかがでしょうか。

出典

政府統計の総合窓口 (e-stat) 小売物価統計調査(2023年9月)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー