赤が平均年齢が高い県、青が平均年齢が低い県
日本人の平均年齢は「47.6歳」
日本は高齢化が進んでいると言われています。
例えば、65歳以上の高齢者は、人口全体の「28.6%」を占めていると、よく言われますが、それがどれぐらい深刻なことなのか、もう一つピンと来ません。
では、わかりやすいように、日本人全体の平均年齢で見てみましょう。
2020年の国勢調査によれば、日本人の平均年齢は「47.6歳」でした。
つまり、40代の後半で、50代も近いことになります。
メンバー全体の平均年齢が40代後半の組織と言われれば、なるほど高齢化が進んでいるなと納得できるます。
平均年齢が52.9歳の「秋田県」
平均年齢は、都道府県によっても大きく異なります。
まず、平均年齢が高い県を見てみましょう。
平均年齢が一番高いのは「秋田県」で「52.9歳」でした。
ちょうど10位の「愛媛県」までが、50歳台となっています。
平均年齢が高い県は、東北地方、四国/中国地方などに多いことが分かります。
平均年齢が43.5歳の「沖縄県」
逆に、平均年齢が低い県を見てみましょう。
平均年齢が一番低いのは「沖縄県」で「43.5歳」です。
平均年齢が45歳を切っているのは、沖縄県だけです。
次に低いのが「東京都」で「45.3歳」でした。
沖縄県を除くと、平均年齢が低いのは大都市とその周辺の県が占めています。
日本人の平均年齢は、世界でも2番目
最後に、日本の平均年齢を、他の国や地域と比べてみましょう。
「World Population Review」というサイトによれば、日本の平均年齢は「48.6歳」で、「モナコ」に続いて2番目となっています。
国勢調査の結果とは、少し差がありますが、「日本」が高齢化が進んだ国なのは間違いありません。
1位の「モナコ」の人口が約3万人であるように、平均年齢が高いのは、人口が少ない小規模な国や地域が多くなっています。
平均年齢が高い国の中で、比較的規模が大きいのは、日本、ドイツ、イタリア、ギリシャです。
ちなみに、もっとも国民の平均年齢が低い国は、西アフリカの「ニジェール」で、「14.8歳」です。
「ニジェール」は、急速な勢いで人口が増えている国で、現役世代と子供が多く、65歳以上の高齢者は2%しかいません。
同じように、アフリカ諸国は平均年齢が低い国が多く、20歳を切っている国が珍しくありません。