大谷翔平が近日中に右肘手術へ ネビン監督「がっかりしていた」米6年目は10勝&44本塁打で終了

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試合前取材に応じるエンゼルス・ネビン監督(カメラ・安藤 宏太)

◆米大リーグ エンゼルス―タイガース(16日・アナハイム=エンゼル・スタジアム)

 エンゼルスは16日(日本時間17日)、大谷翔平投手(29)が右脇腹損傷のため15日間の負傷者リスト(IL)に入り、今季は今後出場しないことを発表した。さらに、会見を行ったミナシアンGMは、近日中に右肘の手術を受けることも明かした。

 大谷は8月23日(同24日)の本拠地・レッズ戦で先発登板したが、2回途中で緊急降板。右肘内側側副靱帯損傷と診断され、その後は打者に専念していた。だが、4日(同5日)の本拠地・オリオールズ戦前に行った屋外でのフリー打撃で右脇腹張りを訴え、その日から前日15日(同16日)の本拠地・タイガース戦まで11試合連続で欠場。15日の試合後には、ロッカーがきれいに片付けられて、私物は一切なくなっていた。

 ネビン監督は「きのうケージの中でスイングをした後に見たけど、状態がよくなかった。それでMRIの検査を受けたけ。彼は多分なにかが見つかるだろうと知っていて、がっかりしていた」と明かし、今季中の復帰への道が絶たれたことについては「彼は復帰へ向けて戦ってきた。本当にプレーしたいと思っていた。納得はいかないかもしれないけど、今季もうプレーできないことを理解してくれたと思う」とかばっていた。

 メジャー6年目の今季、投手としては23登板で132イニングを投げ、10勝5敗、防御率3・14、167奪三振、WHIP1・06、被打率1割8分4厘。2年連続の2ケタ勝利はクリアしたが、2年連続の規定投球回到達には30イニング足りなかった。打者としては135試合に出場して497打数151安打、打率3割4厘、44本塁打、95打点、20盗塁、91四球、21敬遠、OPS1・066をマークし、規定打席はすでに到達した。2年ぶり2度目のMVP受賞と、日本人初の本塁打王は濃厚。打率3割も初めてクリアした。