夏こそ気をつけたい男性の尿トラブル、約半数が切れの悪さを実感

新型コロナウイルス感染症の分類が5 類に移行してから初めて迎える今年の夏。外出先で汗をかいたとき、ふと自分の体臭は大丈夫か心配になったことはないだろうか。

ユニ・チャームは、20 代~60 歳代の男性を対象に、男性の尿トラブルと「気になる夏のにおい」に関するアンケート調査を実施したので、注目のポイントを抜粋してお伝えしよう。

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尿トラブルを経験した男性の半数以上が「不安」と回答するも、最もセルフケアできていないにおいは「尿・アンモニア臭」

20-60 代男性の半数が、今までに何かしらの「尿トラブル※」を経験していた。20 代の男性についても、37%が何かしらの「尿トラブル」を経験していることも判明。

※尿トラブル:「尿の切れの悪さを感じた」「じわっと下着にしみた感覚があった」「数滴程度、尿がたれた」「下着に10 円玉サイズのシミができた」「ズボンにシミができた」「尿が足につたった」「残尿感があった」

経験したことのある「尿トラブルの種類」について聞いたところ、全年代の55%が「尿の切れの悪さ」を感じたと回答した。

年代別にみると、20~40代は「数滴程度、尿がたれた」「じわっと下着にしみた感覚があった」も多く、50~60代では「残尿感があった」という回答も50%近く集まっている。

「尿トラブル」経験のある20~60代男性のうち、51%が、コロナ5類引き下げ後初めて迎える夏、自分の「尿のにおい・アンモニア臭が不安」と回答。

一方、49%の男性が、自身の尿のにおい・アンモニア臭のケアを「あまりできていない」「全くできていない」と回答した。

「尿トラブル」経験のある20~60代男性のうち、男性用の「尿吸水シート・尿吸水パッド」を知っている人は74%。一方、「使用経験がある」と回答した人はわずか14%にとどまっていた。

調査概要
調査対象者:20 代~60 代で国内在住の男性(フルタイムで働く社会人)
調査人数:1,009 名に調査を実施
そのうち「尿トラブル」経験のある400 名を対象に調査を実施
調査期間:2023 年6 月23 日(金)~6 月27 日(火)
調査方法:インターネットによるアンケート調査

カルモアの臭気判定士 富樫真生氏が解説する「尿トラブルによるニオイ」について

一般的に「尿トラブル」によって発生する不快なニオイの正体は、「アンモニア」を主因とする嗅覚への刺激と、皮膚表面や空気中の「雑菌」が時間の経過とともに尿に含まれる有機物などを分解することによって発生する「腐敗臭」が原因とされています。

特に、夏場は気温の上昇、高温多湿な状態になることでより一層腐敗が進行しやすく、人の嗅覚が「不快な腐敗臭」を感じやすくなるため注意が必要です。

また、下着や衣服にシミでたあとは、見た目で乾いていても、腐敗臭を生み出すもととなる「雑菌」は残っており、ニオイを発生させる要因となります。そうしたニオイを気にせず生活するためにも、尿もれケアが有効と考えます。

尿のニオイは、食生活によっても変わってきます。特にお酒を飲んだあとの尿には、アセトアルデヒドという成分が含まれ、ニオイがより強くなると言われています。よって、お酒を飲まれたあとは特に注意が必要かもしれません。

なお、刺激の強い「アンモニア」の特徴として「空気より軽い」ため、下から上へとニオイが上がりやすく、鼻への刺激につながります。

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構成/Ara