ガソリンスタンドで「安い場所」と「高い場所」があるのはなぜ?ガソリン代を抑えるコツは?

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経済産業省資源エネルギー庁の石油製品価格調査によると、2023年6月5日時点で、レギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均価格は、168.7円でした。
しかし、ガソリンスタンドによっては、これより安かったり高かったりします。今回は、ガソリン価格に差が出るのはなぜなのかについて、安いガソリンスタンドを見つける方法とともに解説します。

ガソリン価格168.7円は全国平均! 地域別の差はどのくらいある?

資源エネルギー庁が発表したガソリン価格168.7円は、あくまでも全国平均です。都道府県別の平均価格を比較すると、最安値は兵庫県の163.6円、ガソリン価格が最も高かったのは長野県の178.5円でした。
ガソリンの平均価格は、地域によって14.9円もの差があることが分かります。また同じ地域でも、ガソリンスタンドによって、数円〜数十円の差があるのが実情です。

地域やガソリンスタンドによって大幅に価格が異なるのはなぜ?

地域やガソリンスタンドごとにガソリン価格が異なるのは、ガソリンの輸送・人件費や、店舗間での競争原理が関係します。沿岸部にある製油所からの距離に比例して、輸送・人件費は高くなり、離島や山間地の多い地域では、ガソリン価格が高くなる傾向にあります。
例えば長野県は、内陸県であるために輸送費が上がることに加え、大都市圏と比較して取り扱い量が少ないため、他県と比較すると高単価です。また、山間地の小規模ガソリンスタンドは、近隣にライバル店舗がないために、さらに単価が高くなります。
一方で、青森県(163.9円)・岩手県(163.8円)・宮城県(165.0円)は、全国平均と比較しても、ガソリン価格が安いです。これには、仙台の製油所から近いことや、店舗間の競争が激化していることが関係しています。

安いガソリンスタンドを見つける方法

ここでは、安いガソリンスタンドを見つけて、ガソリン代をできるだけ安くする方法をご紹介します。

ガソリン価格比較サイト・アプリを活用する

Webサイトやアプリを活用して、近くのガソリンスタンドと価格情報を探せます。自宅付近だけではなく、外出先でも、最安値のガソリンスタンドを検索できますので、便利です。
代表的なサイト・アプリには、「gogo.gs」「e燃費」「NAVITIME」があります。

セルフのガソリンスタンドを利用する

店舗スタッフにガソリンを入れてもらったり、窓を拭いてもらったりするフルサービスと比較すると、ガソリン価格は低く設定されています。例えば、コストコのセルフスタンドは、周囲の店舗よりも、10円ほど安く設定されていると評判です。

ポイントやクレジットカードの割引サービスを活用する

Tカード・楽天ポイントカード・dポイントカードなど、各種ポイントカードを活用することで、ポイントを貯められます。クレジットカード払いにして、ポイント還元するという方法もあります。
頻繁に利用するガソリンスタンドで、割引サービスが付帯しているクレジットカードや、使えるポイントカードを調べてみるとよいでしょう。

安いガソリンスタンドを探してガソリン代を節約しよう!

通勤に車を使用するなど、走行距離の長い方にとって、ガソリン価格は重要な問題です。生活費が高騰する中、安いガソリンスタンドや、ガソリン価格を少しでも安くする方法を探して、ガソリン代を節約しましょう。

出典

経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1. 給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) <調査結果> 6月7日(水)結果詳細版(xls形式:46KB)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー