肉や焼酎、芋にフルーツで腹いっぱい…遊具だって県産材のこだわり! 都城「道の駅」リニューアル、22日オープン

肉、焼酎、芋などが味わえるカフェを周囲に配したNiQLLの直販所=16日、都城市都北町

 肉、焼酎、芋などが味わえるカフェを周囲に配したNiQLLの直販所=16日、都城市都北町

【やさしい遊具】宮崎県産材を活用した遊具が並ぶ子育て応援施設「木のゆうぐ広場」=16日、都城市都北町

 【やさしい遊具】宮崎県産材を活用した遊具が並ぶ子育て応援施設「木のゆうぐ広場」=16日、都城市都北町

地場産品発信に加え、防災や情報などさまざまな機能を集約したNiQLL=都城市都北町

 地場産品発信に加え、防災や情報などさまざまな機能を集約したNiQLL=都城市都北町

 宮崎県都城市が肉や焼酎をはじめとする地場産品の発信拠点として2019年度から整備を進めてきた同市の道の駅「都城NiQLL」(ニクル)が22日、リニューアルオープンする。15、16の両日、施設内覧会が開かれた。
 01年度開業の旧道の駅「都城」が手狭になったことから、隣接していた市別館など2施設を取り壊し、敷地面積を1万8000平方メートルに拡充した。地域振興施設(3200平方メートル)と国が整備した24時間開放の休憩・情報提供施設(680平方メートル)の平屋2棟からなる。総事業費は29億5000万円。
 地域振興施設には、肉、焼酎、芋、フルーツを味わえる四つのカフェを併設した直販所(880平方メートル)や宮崎県産材を活用し、子どもが遊べる「木のゆうぐ広場」(200平方メートル)、焼き肉も楽しめるレストランなどが入る。国交省の「防災道の駅」にも指定され、災害時に避難者が3日間利用可能な備蓄倉庫や貯水タンクなどを備える。
 市の100%出資で21年4月に設立された会社「ココニクル都城」が運営。地場産品を活用した新商品開発にも当たる。岩崎透社長(71)は「多くの人々に利用してもらえる施設に育てたい」と抱負を述べた。
 22日は正午にオープン。23日までのオープニングイベント期間中は施設駐車場は使えず、市内5カ所に設ける臨時駐車場からシャトルバスを運行する。