強い春風を受け躍動するこいのぼり=3日、都城市庄内町
都城市庄内町の庄内川堤防で、恒例のこいのぼり掲揚が行われている。30本のモウソウ竹の柱に5匹ずつ結ばれた色とりどりの群れ150匹が春風に乗り、空を泳ぐ。5月13日まで。
地元の荘内商工会青年部が、地域活性化と子どもの健やかな成長を願い、1988年に始めた。雄大な霧島山を背景にこいのぼりが悠々と泳ぐさまは、地域の風物詩となっている。初日の3日から多くの家族連れが見に訪れた。
掲揚作業は2日に、青年部と九州電力のボランティア約30人が実施した。商工会青年部の松永龍太部長(42)は「いい風が吹き、いい初日になった。多くの人に見に来てほしい」と話した。