世代交代進む 宮崎県議会議員選挙 全39議席決まる

統一地方選の前半戦となる宮崎県議会議員選挙は、9日、投開票が行われ、無投票当選を含む39人の新たな県議会議員の顔ぶれが決まりました。

ベテラン議員らの引退表明もあり新人は12人が当選。世代交代が進んでいます。

まずは、宮崎市選挙区の開票結果です。
定数12に対し17人が立候補し、女性候補2人が上位で当選を果たしました。
宮崎市選挙区で初めて出馬した国民民主党と県議会初の議席を狙った参政党と日本維新の会は及びませんでした。

宮崎市選挙区トップ当選 山内佳菜子氏(立憲・現)
「2期目になるが、さらに県民の皆様に期待を持っていただける県議会、そしてみなさまがわくわくしていただけるような、そんな県議会を作っていきたいなと思っています」
初当選 斉藤了介氏(無所属・新)
「どうか、一人一人の子どもたちが、毎日、いきいきと生きられる宮崎を作るために斉藤了介、あしたから一生懸頑張ります」
続いて都城市選挙区です。
新人4人が初当選し、公明党は、この選挙区で初の議席を獲得。一方、共産党が議席を落としました。

都城市選挙区トップ当選 今村光雄氏(公明・新)
「都城には、これまで県議がいなかったので、公明党が都城からもさまざまなことを国につなげていくことができるのではないか」
定数5の延岡市選挙区には、6人が立候補。無所属・前職の内田理沙氏が返り咲いたほか、国民民主党が議席を落としました。

延岡市選挙区トップ当選 内田理佐氏(無所属・前)
「延岡の歴史をつくる、延岡が宮崎県を盛り上げていく、楽しいまちを、延岡をつくっていきたい」
日南市選挙区は定数2に対し4人が立候補。
無所属・新人の黒岩保雄氏が初当選を果たしています。

初当選 黒岩保雄氏(無所属・新)
「まずは高齢者の方々のバスの運賃、圏内一律100円。県営の工業団地の整備。油津港の機能の充実。日南海岸の観光の復活。この4つはしっかりと進めて参りたい」
小林市・西諸県郡選挙区は、無所属・新人の下沖篤史氏が初当選を果たしました。

定数1の串間市選挙区は、現職の武田浩一氏が当選。

また、えびの市選挙区も、現職の中野一則氏が当選しました。

定数2の日向市選挙区は、自民党の現職2人が議席を守りました。

ベテラン議員が引退する北諸県郡選挙区は、自民党・新人の福田新一氏が初当選しました。

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初当選 福田新一氏(自民・新)
「結果を聞いて本当に町民が(自分が)訴えたことを理解していただいたんだなと実感です。それが一番うれしいです。今から本番だなと思っています」
定数3の児湯郡選挙区は、現職の3人が議席を守りました。

東臼杵郡選挙区は、自民党・現職の安田厚生氏が2期目の当選を果たしました。

今回の選挙戦で、女性候補はあわせて4人当選し、過去最多に並んでいます。
宮崎市では女性候補2人がトップと2位で当選したのも印象的です。