進駐軍上陸の海岸を地元住民と一緒に清掃 海自鹿屋基地に展開中の米軍無人偵察機部隊 昼食ではホットドッグ振る舞う

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 海岸を清掃する米兵や地域住民=鹿屋市高須町

海岸を一緒に清掃した米兵や地域住民=鹿屋市高須町

 海岸を一緒に清掃した米兵や地域住民=鹿屋市高須町

 鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地に一時展開する米空軍無人偵察機部隊の隊員らが11日、同市高須町の高須海岸で清掃活動に参加し、地域住民らと交流した。
 集まった米兵約20人はTシャツやジーンズのリラックスした服装。自衛隊員や地域住民約70人らと約1時間、砂浜のごみを拾った。地元の野里小学校児童が花束やさつまあげを贈った。
 昼食は米兵がソーセージを焼き、ホットドッグを振る舞った。ジェスチャー交じりの英語でコミュニケーションを試み、笑顔を見せる参加者もいた。
 高須地区は太平洋戦争終結後の1945(昭和20)年9月4日、米進駐軍が西日本で初めて上陸した場所。参加したランディン・クリスチャン少佐(42)は「歴史ある土地で、日米関係をより確かなものにできてうれしい」。花束を渡した6年宮崎香穏さんは「みんなの体が大きくて緊張したけど楽しかった」と笑顔だった。