トルコ地震 死者1万2000人超 シリア反体制派支配地域で人道危機の懸念が強まる

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トルコ南部を襲った大地震では、隣国シリアを合わせ死者は1万2000人を超えました。シリア北西部の反体制派が支配する地域では政府の支援が行われておらず、人道危機の懸念が強まっています。
トルコの大地震は、発生からまもなく70時間をむかえ、生存確率が大幅に下がると言われている72時間の壁が迫っています。
トルコとシリアの死者はあわせて1万2000人を超えていますが、甚大な被害を受けたシリア北西部の反体制派の支配地域はトルコを経由する支援のための唯一の検問所が被害をうけたため、国連によると支援の流入が停止されているということです。
こうした事態を受け、トルコは8日、シリアとの国境に新たに2か所、検問所を設ける方針を明らかにしました。人道的危機の懸念が強まる中、迅速な支援が求められています。