大根の屋根、寒風でうまみギュッと 宮崎で漬物用を天日干し

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やぐらにつるされ、天日干しされる無数の大根=宮崎市で2023年1月27日、平川義之撮影

やぐらにつるされ、天日干しされる無数の大根=宮崎市で、平川義之撮影 宮崎市南部の山あいで、漬物用大根の天日干し作業が進められている。同市細江の農家、貴島(きじま)隆敏さん(35)の畑には長さ約60メートル、高さ約5・5メートルの巨大やぐら3基に無数の大根がつるされていた。

 貴島さんによると、約2週間かけて干す。干した大根は辛みが抜け、甘みやうまみが出る。大根が傷まないように夕方になるとやぐらに雨や夜露よけのブルーシートを掛け、業務用暖房機で温度管理する。2月中旬まで出荷され、漬物会社でたくあんなどに加工され全国で販売されるという。【平川義之】