家庭で使用されることも多くなったLED電球だが、想定よりも寿命を早く迎えてしまうことも少なくない。そこで今回は、LED電球の寿命について紹介していくので、ぜひ参考にしてほしい。
1. LED電球の寿命はどのくらい?
電球を1日8時間点灯している場合、白熱電球が125~250日、蛍光灯は2~4年、LED電球が13~17年とされている。LED電球は、白熱電球の約20倍、蛍光灯の約3倍ほどの寿命の長さがある。しかし、あくまで寿命は理論上であるため、劣化がみられなくても10年以内に寿命を迎えてしまうことも少なくない。
2. LED電球の寿命が早い理由
ほかの電球に比べて効率のよいLED電球だが、想定よりも早く寿命を迎えることもある。LED電球は消費電力に対して光になるのは30%で、残りの約70%は熱になる。しかし、LED電球は熱に強くないため、明るい光を要求するほど、電源回路がダメージを受けてしまう。また、照明器具との相性が合わない場合や、湿度に弱いことも把握しておくとよい。
3. LED電球が点滅する理由とは?
LED電球には白熱電球のようなフィラメントを用いていないため、球切れが存在しない。突然点灯しなくなったり、点滅したりなどといったことはないということになる。そのため、LED電球は徐々に暗くなることで寿命に近づいていく。突然点灯しなくなった場合やチカチカした場合は、故障を疑わなければならない。
結論
LED電球の寿命は1日8時間点灯している場合であれば、10年以上である。寿命が近づくにつれて徐々に暗くなっていくため、突然点灯しなくなった場合は故障を疑ったほうがよいだろう。