クルマに「鳥のフン」が落下! 放置すると「クルマが痛む」原因にも! 落とされやすい「ボディカラー」と手軽な“対処方法”とは

クルマに「鳥のフン」が付着した際、小さい範囲であれば洗車を後回しにする人もいるかも知れませんが、実は鳥のフンは放っておくとクルマを痛める可能性があることを解説します。

放置すると「クルマ」にダメージが!

 クルマの駐車中や走行中に「鳥のフン」がボディに付着してしまった経験のある人は少なくないでしょう。
 あまりに広い範囲にべったり付いている場合は見栄えも悪く、早めに洗車するなどして対処するかもしれませんが、それが小さい範囲であれば洗車を後回しにし放置することもあるかもしれません。
 しかし実は、この鳥のフンは放っておくとクルマに悪影響を及ぼしてしまうのです。

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フンが落とされやすい「ボディカラー」とは?

 自動車ディーラーの整備士に、「クルマのボディに付着した鳥のフンを放置してはいけない理由」について聞いたところ、以下の回答がありました。

「それはボディに施したコーティングを鳥のフンが浸食する可能性があるからです。最悪の場合、コーティングだけでなく塗装面にまで影響が及ぼされることもありえます。

 実は、鳥のフンは強い酸性の成分や油分を含んでいます。そのためボディに付着したまま放置すると、フンに含まれた酸がコーティングやクリアー層を溶かしたり、油分がなじんだりして、徐々に浸食が進んでいきます。

 とくに日差しの強い時期は、コーティングやクリアー層が熱で柔らかくなるため、鳥のフンによるダメージを受けやすくなります」

 こうして浸食されてしまった箇所は、よく見ると少しくぼんだような見た目になるといいます。

 そして最悪の場合、塗装が剥がれてしまうまで浸食が進むことがあり、浸食された部分からサビが生じることも考えられるとのこと。

 つまりクルマのボディにとって、鳥のフンは天敵といえるものなのです。

鳥のフンが「落とされやすい色」があった!

 ちなみに、イギリスでカー用品店を展開するハルフォード社が、鳥のフンを落とされやすいクルマの色を調べたところ、赤色が18%、青色が14%、黒11%という順位になりました。

「固まったフン」は水分でをふやかせて拭き取りましょう「固まったフン」は水分でをふやかせて拭き取りましょう

 この調査に対しては「駐車する場所にも左右されるのではないか?」と懐疑的な意見も寄せられたそうですが、該当するカラーの人は念のために注意した方がいいかもしれません。

 では、実際にクルマに鳥のフンが付着した場合、早めに拭き取るのは当然として、どのように対処するのが正解なのでしょうか。

 まず可能であれば、ウエットティッシュなど市販の「ウエットタイプの洗浄シート」を付着した部分にしばらく置くなど、固まったフンをふやかせて拭き取りやすくすることは良い方法です。

 また拭き取る際に注意したいのが、砂ぼこりなどの汚れです。これらを一緒に強く拭き取ってしまうと、ボディ表面に“紙やすり”をかけたような傷が付いてしまいます。

 そのため、鳥のフンを拭き取る前には水を吹きかけるなどして、砂ぼこりを取り除くと安心して対処できます。

 そのほか手間とコストは掛かりますが、他の部分の汚れも気になるのなら、クルマ全体の手洗いや自動洗車機で丸ごとキレイにするのもひとつの方法でしょう。

 ちなみに、「虫の死骸」も酸や油分を含んでいるため、付着したまま放置すると塗装にダメージを与えます。

 これからの季節は夜間走行時は虫がクルマにぶつかり、虫の死骸が付着する機会が増えますが、これも鳥のフンと同様に早めに取り除くようにしましょう。

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 このように、クルマに付着した鳥のフンは、放っておくとボディにダメージを与え、車体がサビびるなど面倒な状況を招く原因になりえるため、付着しているのを見つけたら早々に拭き取るようにしてください。