秋篠宮ご夫妻のホテル代2000万円、御料牧場の羊代1000万円、皇居の電気代7億円…!宮内庁内部資料でわかった皇族の「財政事情」

税金の使い道が厳しくチェックされる昨今にあって、いまなお菊のカーテンに閉ざされているのが「皇室費」だ。皇族の仕事、そして生活には、どれほどのお金がかかっているのか。徹底調査で明かす。

皇室記者が騒然

現代ビジネスが報じた「宮内庁の高額薬購入」が、皇室関係者の間で物議を醸している。宮内庁は’22年から、重度の潰瘍性大腸炎など免疫異常の病気に用いる「インフリキシマブ」という医薬品を大量に購入していたのだ。

「誰のために購入したのかということと共に疑問視されているのは、『インフリキシマブ』の購入費の出所です。今年も過去2年と同額程度を購入すると考えれば、総額で3500万円を超える。皇族の健康管理は宮内庁の重要な業務ですが、医療費についてはブラックボックスになっていることが改めて浮き彫りになりました。次の宮内庁長官の定例会見でも、質問が出る予定です」(全国紙皇室担当記者)

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にわかに関心が高まっている皇室の財政事情。「インフリキシマブ」の購入費用はどこから出ているのか。そもそも、皇室を維持するためにはどれほどのカネがかかっているのか。宮内庁の公開資料を精査しながら、「皇室のお財布」の中身をご紹介しよう。

まず、宮内庁は大別すると4つの財布を持っている。宮内庁費、宮廷費、内廷費、皇族費だ。

宮内庁費は宮内庁の運営のための必要経費で、’24年度の予算は約120億円。そのうち、約9割が職員の人件費だ。

宮廷費は、皇室のオフィシャルな活動全般に使われるお金である。儀式や皇族の外国訪問、国賓の接遇、皇室財産の管理など、その支出項目は多岐にわたる。毎年、予算額は変動し、’24年度は95億5381万円。

宮廷費が皇室の公的なお金だとすれば、私的な部分を賄うのが内廷費と皇族費である。
内廷費は「内廷皇族」の生活費全般とその他の諸経費に充てられ、毎年3億2400万円と定められている。内廷皇族は現在、天皇皇后両陛下、愛子さま、上皇上皇后両陛下の5名だ。

皇族費は、秋篠宮、常陸宮、三笠宮、高円宮の各宮家に支払われ、構成人数や独立して生計を立てているかなどによって金額が変わる。4名いる秋篠宮家は、秋篠宮さまが’19年に皇位継承順位1位の皇嗣になったことで増額となり、今年度は1億2250万円。以下、常陸宮家(2名)4575万円、三笠宮家(4名)5856万円、高円宮家(2名)3690万円となっている(1万円未満は切り捨て。以下同)。

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天皇陛下のホテル代

内廷費と皇族費は「御手元金」と呼ばれ、いわば皇族に支払われるサラリーのようなお金だ。ブラックボックスと言われているその詳細については後述するとして、まずは、オフィシャルマネーである宮廷費について見ていきたい。

宮廷費について宮内庁が公表しているのは、「儀典関係費」9億6600万円、「皇居等施設整備費」18億6700万円といった大まかな内訳だけだ。だが、別の公表資料から、その中身についてもある程度知ることができる。宮内庁が取得した物品や契約した公共工事などの情報が公表されている「競争入札に係る情報の公表」および「随意契約に係る情報の公表」という資料に、個別の支出が年度ごとに記載されているのだ。

たとえば、皇居の電気代。東京ドーム25個分という広大な敷地だけに、’23年度には「皇居内ほかで使用する電気」という名目で、7億1343万円を支出している。一方、秋篠宮邸などがある赤坂御用地の電気代は、’22年度に431万円だった。